会計検査院が異例の「お金使え」・・・その使い方とは!?

どうも、コンニチハ『まにお』です。

 

みなさん会計検査院をご存知でしょうか?

会計検査院とは、省庁や国の補助金を受ける団体に対して、ムダ遣いを厳しく指摘する機関です。

(詳しくはwikipediaで!!)

 

私は、小説「プリンセス・トヨトミ」で知りました。(綾瀬はるか、岡田将生、堤真一さん等出演で映画化もされましたね。)

 

その会計検査院が「そんなことはするべきではない」、「お金を使え」との指摘をしました。

 

本来無駄遣いを厳しく監視するのが仕事なので、異例中の異例です。

 

その対象は、東京電力が当初、サポートの終了したコンピューターの基本ソフト(OS、オペレーションシステム)を使い続けようというプランを立てていたからでした。

 

WindowsXPです。26年にサポートが終了しております。それを別のセキュリティ対策をすることにより29年まで引き延ばすことで36億円を削減しようとしたようです。

 

それに対して検査院は

「当初は29年度に繰り延べられていた更新費用が前倒しで発生することになるが、更新は緊急に実施しなければならないもので、セキュリティー上のリスクを考慮すれば、繰り延べるべきではない」と、費用がかかることに理解を示した。

 

その上で、「東電はこうした点にも留意し、コスト削減計画を策定する必要がある」と注文をつけた。(産経ニュース)

とのこと。

 

削減するだけでなくこのような状況判断をしている会計検査院すごいね!と思うと同時に、日本を代表する重要インフラ企業のこのセキュリティーに対する考え方にものすごくがっかりした。

 

※ちなみに、サポートが終了してから約1年たったいまWindowsXPのマーケットシェアは調査機関によって異なるようですが、11%~17%ほどいまだにあるようです。(トレンドマイクロセキュリティブログ参照)

 

 

重要インフラ企業に対するサイバー攻撃が増加している中の判断ですが、これは他の事業においても同様です。

 

1企業におけるセキュリティ対策の優先順位がもっともっとあがることを願っております。

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