- 2015年12月1日
- 事故レポ
三菱東京 UFJ 銀行の電話番号情報14000件漏えいか
三菱東京UFJ銀行は11月30日、会員制サイト運営者が当行にて保有している預金口座の入出金明細が漏えいして、当該明細に記載された電話番号情報が一部架空請求詐欺に利用されていたと当行が発表した。
当該明細とは、振込依頼明細で会員制サイトの利用料を支払った際に発行されるもので、そこには支払人の氏名が記載されているだけなのだが、あるサイトにおいては、そこに電話番号を入力させるものもあり、それが漏えいした模様だ。
不正アクセスの恐れがあると連絡を受け、調査した結果被害の状況が判明し、該当口座数 47 口座、入出金明細に振込依頼人名として記載されている電 話番号数 約 1 万 4 千件であると発表している。
不正アクセスの発生原因は「本人確認する際にシステム仕様上の不備があったた め」としているが詳細は不明だ。
まあ何ともお粗末な事件だ。おそらく名義に電話番号を登録させる慣習を知っており、「残高照会ダイヤル」サービスに目をつけて実行したら出来てしまったというのがことの顛末ではないだろうか。
まだまだ調査中みたいですが、いずれにしても真相究明が待たれる。
なおこの件に便乗した架空請求詐欺も発生する恐れがあります。
もしお心当たりがあっても不審な電話に情報を開示することは絶対にやめたほうがいいです。はい。
【参照:<<株式会社三菱東京 UFJ 銀行>>会員制サイト等の利用者として入力された電話番号の漏えいについて】