その手があったか!堺市PC1千台、USB接続口ふさぐ。

まだ記憶に新しい堺市職員による個人情報流出事件

 

堺市 全有権者68万人分の個人情報流出(毎日新聞 2015/12/14)

 

流出の経路はとても単純なもので、堺市の課長補佐が職場のPCからUSBケーブル経由で自分のハードディスクへ市民の個人情報をコピーし、それが外部へ漏れてしまったというものです。

「ハッカーによるサイバー攻撃」みたいなカッコイイ話でもなんでもないです。

 

しかし、このような経路による個人情報の流出というのは、単純であるが故に常にリスクを孕んでいます。

どんなに厳重なセキュリティをしようとも、内部の誰かは当然ながら必ずそのデータにアクセスはできるわけで、最終的には「お前ら絶対にデータ持ち出すんじゃねーよ」という注意喚起するしかないわけです。

 

そこで、その堺市がとった「お前ら絶対にデータ持ち出すんじゃねーよ」をさらに進化させた対策がコレ↓

 

PC1千台、USB接続口ふさぐ 堺市、情報流出で対策(朝日新聞 2016/2/8)

2016-02-08 21.36.33(写真 朝日新聞デジタルより)

 

「そうだ、USB接続口ふさごう!」

市長のつぶやきが聞こえてきそうなくらいどストレートな対策ですね。たしかにUSB接続口を物理的に塞いでしまえばハードディスクやUSBメモリなどからのデータ流出はなくなりそうですね。実は多くの企業で、この対策はなされているようです。

 

今後はUSB接続口のふさいだ箇所を、ハッキング(物理的破壊による接続)する人が出てこないことを祈るばかりです。

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