だから言ったろ、もういい加減USBメモリーはやめなって

久しぶりこんなニュースを見ました。

 

大阪の支援学校で355人分個人情報入りのUSB紛失、4年間報告せず…外部からの郵送で発覚(産経WEST)

大阪市教育委員会は5日、旧市立思斉(しせい)特別支援学校(同市旭区、現大阪府立思斉支援学校)の教諭が平成24年、当時の在校生355人分の評価や指導計画など個人情報が入ったUSBメモリーを紛失していたと発表した。当時の教頭らは校長に報告せず隠していたが今年4月、校外で拾ったとしてメモリーが匿名で府教育庁に郵送され、発覚した。

 

ほんの7、8年ほど前まで、まだGoogle driveやDropboxなどのクラウドストレージサービスが一般的ではなかった時です。業務時に名簿リストなどをエクセルデータで制作したものを共有する時は、USBメモリにそのデータの入ったファイルを保存して、それを直接本人に渡している人がたくさんいました。

何が問題?

それは紛失してしまえば、情報が漏洩してしまうことです。当たり前ですが。

ですので一応の対策として、いざ紛失した時でも閲覧できないようにデータにパスワードをかけることが、当時から各所で散々注意喚起されていました。

が、それでも結局はほとんどの人はパスワードもかけることもなく、特に学校関係者の場合、もともとそういう土壌がないためITリテラシーが低くならざるを得ず、何の悪気もなく無知故にそのような事件は頻発していたのです。

 

ところで、最大の対策は何かというと、

 

USBメモリーを使わないことです。

 

まあ、これも当然の話なのですが、そもそもUSBメモリーが多く出回っていた当時から言われてました。クラウドストレージサービスがなくても、データのやり取りは、emailの添付ファイルで送信できてましたし、ファイル送信サービス(宅ふぁいる便など)もずっと前からありました。

それでも、USBメモリーを使うのはその方が使い易いと思っている人がたくさんいたからだと思います。物理的にデータのやり取りができた方がなんとなく安心するんでしょう。

でも、上記の事件の通りUSBメモリー紛失して個人情報流出するリスクはおそらく最大です。パソコンの中身を何のロックもせずに持ち歩いているのと一緒です。

それに今の時代であれば、クラウドストレージサービスも充実していますし、USBメモリー全く使う必要はないです。

もう、本当に本当にUSBメモリーはやめましょう。

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