中高年層がハッカーに狙われていることを気づいてないからこそ、本当に危ない

セキュリティソフトで有名なカスペルスキーが調査したところによると、現在、55歳以上の中高年層の94%が定期的に電子メールで連絡を取っており、日常的な雑事も積極的にオンラインで行っていて、中高年ユーザーの90%がオンラインショッピングとオンラインバンキングを利用しているそうです。それらは、全年齢層のユーザーの平均は84%を上回っています。

 

Kaspersky Labレポート:年齢とセキュリティ知識は比例するか?

 

オンラインを利用するデバイスは、近年はPCだけでなく多様化しており、55歳以上の4分の1(25%)はタブレット、3分の1(34%)はスマホを使っています。

それらの新しいデバイスをオンラインで利用している中高年層が増えている反面、それらのデバイスはセキュリティ対策をしておらず、保護されていない確率が高いことも事実です。

現在では、PCのウィルス対策に関しては、中高年ユーザーの92%がコンピューターにアンチウイルス製品やセキュリティソフトウェアをインストールし対策していますが、スマートフォンやタブレットに対しては対策されているのはわずか52%にとどまっているとのことです。

 

そして、最大の問題は、中高年層はオンラインの脅威を懸念をしていても、自分たちが標的であるとは見ていない、ということです。

例えば、オンラインで情報を共有するとなった場合に、55歳以上のユーザーはセンシティブなデータを誤って共有しないよ うにするための予防措置をあまりとらず、それ以下の若い層よりも自分自身を危険に晒す傾向にあります。Facebook上で他人の写真を無断でアップしてしまったり、偽の情報を安易にシェアしてしまったりなどです。

他にも、スマホやPCのWebカメラを、誰かが盗み見している可能性があることに気付いている、またはこれを懸念している55歳以上のユーザーは全体の3分の1しかおらず。また、Webサイトやアプリケーションで位置情報を共有するのは不快であると答えたのはわずか25%てだった報告されています。

そして、

自分自身がサイバー犯罪者の標的に成り得ると思っている人は全体では14%しかいませんでした。

 

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中高年層は一般的にはサイバー空間に関する知識が少なく、間違った相手を信頼する傾向があるということが統計で示されており、それこそがサイバー犯罪者にとっての格好のカモになりやすいことを示唆しています。

また、それは下記の調査データからも読み取ることができます。

中高年以外の近親者のアンケートによると、

過去12か月の間に悪意のあるソフトウェアに遭遇した中高年ユーザーが近親者にいた20%

オンラインの当選詐欺や投資詐欺などに騙された中高年ユーザーの近親者がいた全体の14%

偽サイトやメールを通じて金融機関にまつわる情報を盗まれ、財産を失った中高年 ユーザーの近親者がいた全体の10%か

でした。

意外にもサイバー攻撃を受けて、実際に被害を被った中高年が多いことがわかります。

 

技術は常に進歩しています。今後も新しいデバイスやソフトウェアがでてくるでしょうが、同時にそれはハッカーの標的にもなりやすく、さらに新しいがゆえにセキュリティ対策も後回しになりがちです。

セキュリティに関しては、自分自身で学ぶ姿勢を持っていなければ、知らぬ間に取り残され、いつの間にか脅威に晒されていたということにもなりかねません。中高年の例は決して、中高年のせいではなく、他山の石として、自分自身も常に注意を止めとく必要があるでしょう。

 

 

 

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