AIがセキュリティ対策に必要とされている2つの理由

近年、世界中で第4次産業革命の波が着々と訪れてきている。

その代表格とされているのが、人工知能(AI)だ。

 

AIが議論にあげられる際、それは悲観的に捉えられることが非常に多いが、非常に多くのメリットをもたらすことが期待されているという点にも着目しなければならない。

そのメリットの1つとして、AIを積極的に活用したセキュリティ対策があげられている。

最近、IBMAIWatsonでセキュリティ対策に取り組むという非常に興味深い記事を目にした。

皆さんも一度はWatsonを耳にしたことはあるだろう。

Watsonとは?

IBM Watsonは、自然言語処理と機械学習を使用して、大量の非構造化データから洞察を明らかにするテクノロジー・プラットフォームです。(引用:IBMホームページ)

ZDNet Japanが報じるところによるとIBMWatsonを用いて行うセキュリティ対策が示されている。

IBMは「Watson for Cyber Security」を、Watsonの機械学習により、セキュリティトピックと脅威を理解、判断、学習するという分析ソリューションとして展開していく。構造化されていない記事やコーパスのデータを数分で解析し、洞察を提供するのが特徴だ。これにより、脅威に対する人間の直感を真似た技術が提供できるという。

(Watsonでセキュリティ対策–IBMフェローが語るAIの意義 ZDNet Japan 2016/11/22)

そもそもなぜセキュリティ対策にAIが必要とされているのか。

AIIoTが生み出されたことによって、私たちの生活はより豊かになるだろう。

しかしながら、科学技術が発展すると同時にそれを狙うサイバー攻撃の手口も高度化・巧妙化していくのは決して避けることはできない。

ただでさえ、今後はIT人材不足が深刻化していき、2030年には日本国内だけでも78.9万人不足すると経済産業省も推測しているにもかかわらず、その質を保つことは非常に難しいだろう。しかも、セキュリティ分野は特に技術力が求められる分野である。

高度化・巧妙化するサイバー攻撃への対処と人材不足の2つの理由により、AIがセキュリティ対策に必要とされているのだ。

 

世界経済フォーラムのレポート『The Future of Jobs』によると、

「遺伝学や人工知能(AI)、ロボット工学などの研究と技術革新によって、人類は2020年までに差し引き500万人分以上の職を失う可能性がある」という。

The Future of Jobs 世界経済フォーラム 2016/1)

このように、近年、AIが仕事を奪うであろうことが過剰に反応されているが、これまでに科学技術の進展によって人間の仕事を奪ってきたのはAIだけではないだろう。自動車の発明によっても、多くの失業が生みだされてきたはずだ。

今後、私たち人類はAIと共存していかなければならない。

まずは子供の時よりAIに触れ、そして学ぶことが重要と筆者は考えている。具体的には、義務教育の期間中に、必修科目としてAIについて学ぶ授業を導入してみるのはどうだろうか。若い頃からAIに触れ、学び、AIについて考えることで、今後生きていく上で、AIとどのように共存していくのかをイメージすることにつながり、結果的に理想的な共存につながるだろう。

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