- 2017年1月19日
- セキュリティについて
スターバックスの公衆無線LANのセキュリティは大丈夫か?
昨年10月に、スターバックスの店舗で提供されているフリーWi-Fi「at_STARBUCKS_Wi2」がリニューアルされました。以前は、SNS等での認証が必要だったのですが、利用規約に同意するだけでフリーWi-Fiが利用可能となりました。
私もスターバックスで作業するために、フリーWi-Fiを利用させていただく機会は多いのですが、リニューアル後は本当に快適に利用できるようになりました。
これは、今後増加することが予想されます訪日外国人旅行者にも便利なサービスだと思います。
総務省は、公衆無線LANについて、2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催を見据えて、観光立国を推進する観点から、整備の促進に取り組んでいるとのことです。
その一方で、よく言われるあの問題を思い出しました。
それは、「公衆無線LANはセキュリティ面が危険」とよく言われていることです。
結論から先に言いますと、やはり公衆無線LANはセキュリティ面が安全とは言えません。
ここでは私がよく利用するスターバックスを例に挙げます。
スターバックスのHPによると、「at_STARBUCKS_Wi2」の無線LANは暗号化していないと言っています。
つまり、セキュリティ面は安全ではないということです。
実際にこのような公衆無線LANには、一般的には以下のような脅威があります。
・盗聴
・なりすまし
・悪意のアクセスポイント
・不正目的でのインフラの利用
どれも自分の身に起きてしまうと恐ろしいことばかりですが、この中でも最も恐ろしいのが盗聴だと思います。
公衆無線LANを利用した通信は、受信可能な端末(アンテナ)さえあれば、無線の出力範囲にいるすべてのユーザが受信が可能になりますので、基本的には誰もが傍受することができてしまいます。
(参考: 情報処理推進機構 公衆無線 LAN 利用に係る脅威と対策 ~公衆無線 LAN を安全に利用するために 2016/03/30)
ここまで、公衆無線LANにはセキュリティ面での問題があるということを述べてきましたが、どうしても利用したい際にはどのようなセキュリティ対策を講じればよいのでしょか。
- スマートフォンのOSは必ず最新にしておく
- 無線LANを使用しない時は“Wi-Fi設定”をオフにする
- よくわからない接続先には繋がない
- 安易に個人情報を入力しない
(参照: livedoor NEWS 知っておきたい フリーWi-Fiを安全に使うための基本事項 2016/10/23)
以上の4つが一般的なユーザーができる最も簡単な対策だと思います。
このブログでも何度も述べているように、スマートフォンのOSなどやソフトウェアは必ず最新の状態にしておきましょう。
そして、当然ですが、最も効果的な対策は、無線LANを使用しない時は“Wi-Fi設定”をオフにするです。オフにしておけば、侵入される恐れはありません。
スターバックスでよくWi-Fiを利用する私は、もちろん以上の4つを徹底しています。
とはいえ、以上の4つの対策を講じたとしても、セキュリティ面に問題は残っているので、秘匿性の高い情報を取り扱う際には、残念ながらおすすめはできません。