- 2014年10月13日
- セキュリティについて
クラックによる恐喝
いわゆる”サイバー攻撃”による恐喝が話題となっています。
中国・香港にサイバー攻撃、ハッカー集団「アノニマス」予告
国際的ハッカー集団「アノニマス」は10日、中国と香港の政府ウェブサイトをサイバー攻撃によってサービス停止にし、何万件もの政府関係の電子メールアドレス情報を流出させると予告した。
犯罪行為ということで、大義名分はともかく賛同することは出来ませんが、クラッキングが恐喝の手段として利用されるようになったことには、隔世の感があります。
今回は「国」への攻撃でしたが、「企業」や「自治体」、あるいは「個人」への攻撃に利用される可能性も十分にあります。
そして、そういった恐喝行為に対して、これを完璧に防ぐことはできません。
また、警察も現在のところ、そういった攻撃の対処に苦慮していることがわかります。
4件すべて誤認逮捕と認め謝罪 PC不正操作事件で分かった、いいかげん捜査
遠隔操作ウイルス(なりすましウイルス)に感染したパソコンから犯行予告が書き込まれた事件をめぐり、警視庁と大阪府警は2012年10月21日、誤認逮捕した男性2人にそれぞれ謝罪。これで同種のパソコンを使った犯罪予告事件4件を捜査した4都府県は、誤認逮捕した4人全員に捜査の非を認めて謝罪した。
一連の誤認逮捕に関しては、IPアドレスに頼りきった捜査のずさんさに加え、否認を認めず自供をあくまで促す捜査体質など数々の問題点が指摘されている。
セキュリティに対するリテラシーが今後ますます重要となってくることは、間違いないでしょう。
画像:Wikipedia