- 2014年11月5日
- セキュリティについて
「Drupal」に深刻な脆弱性!!~~続編~~
どうも、コンニチハ。編集のアンソニーです。
先週書いた「Drupal」に関する記事の内容が思いのほか深刻みたいです。。。
「Drupal」の脆弱性攻撃が発生中 – アップデートした場合も注意を
10月にコンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Drupal」に深刻な脆弱性が見つかった問題で、Drupal Japanは、脆弱性の影響が大きいことから、再度注意喚起を行った。問題の脆弱性は、データベースの操作が可能となる「SQLインジェクション」の脆弱性「CVE-2014-3704」で、「同7.31」や以前のバージョンが影響を受ける。すでに脆弱性を解消した「同7.32」の提供が開始されている。
Drupal Japanは、アップデートのリリースから数時間後より攻撃がはじまっており、スパムの踏み台にされたといった被害報告が寄せられているとし、「これまでにない危険なもの」と影響の大きさを説明。修正版へアップデートを実施した場合も、アップデート以前に侵入されている可能性もあるとして警鐘を鳴らしている。
また試用のためにインストールし、そのまま放置されているケースなども多数存在している可能性があり、サイト運営者やホスティングサービスの事業者に対して脆弱性の周知や適切な対策を講じるよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT – 2014/11/04 )
これは、WordPress等他のCMSでも言えるのですが、テスト的にCMSを立ち上げたまま、運用せずに放置されているケースは実際に山ほどあります。
「Hello World!!」と世界の皆様コンニチハと英語を習い始めた人みたいな試作サイト山ほど見てきました。
そういったサイトを作った人は、「テストだから」とか「ためしにどんなものか作っただけだから」と思っているかもしれませんが、そのサイト(サーバー)を踏み台にして他のサイトを攻撃したり、データを抜き取ったりされる事件が実際に起こっております。
対岸の火事ではなく放置した人たちも加害者だという意識をもって、サイトの作成や運用を心掛けたほうがいいかなと思います。セキュリティ対策の重要性は、そのサイトの収益性やアクセス数と比例するものではなく、平等に重要だと思います。
以上アンソニーの小言でした~~~。