- 2016年5月24日
- セキュリティについて
個人情報流出はなくならない。なぜならばすべて人為ミスだから。しかし、それが起こりようのない企業もあらわれはじめている
個人情報の流出止まりません。
誤送信による法人会員のメアド流出を公表 – イベント企画会社
誤送信が発生したのは、大阪のライブハウス「ビルボードライブ大阪」において5月19日14時54分に送信したメール。宛先のアドレスを「宛先」に設定して送ったため、受信者間で宛先の法人会員のアドレス61件が表示された状態となったという。
検針員は、5月9日に書類を自宅に持ち帰り、翌日より顧客宅を訪問して検針業務を実施。18日に業務を終えて書類を同社へ返却しようとしたところ、書類の紛失に気が付いたという。所在不明となっている書類には、顧客814件の氏名と住所などが記載されていた。
それぞれ61件と814件と数としては少ないのですが、その少なさがまさに現代の個人情報の扱いがいかに重要かを物語っています。
たったそれだけでも上記の2社ともに阪神コンテンツリンクと大阪LPガスともにサイトのトップページにお詫びを出しているのです。
どちらも上場企業グループの会社だからこそ、コンプライアンスがしっかりしており、「この程度」のことでもしっかり報告義務を果たしたのでしょうが、このレベルの個人情報流出は、表に出て来ないものが日常茶飯事的に起こっていることは容易に想像できます。
ですので、流出を起らない仕組みを持つことが必要なのですが、上記の2件ともに最終的には人為ミスなのです。このような顧客情報を保持して利用する限りなくなることはないでしょう。
しかし最近では、顧客の重要情報をなるべく持たず顧客リストを保持する企業があらわれはじめています。例えばクレジットカード情報は持たないで外部のシステムを使う、住所や電話番号は保持しないでSNSで繋がるだけにする等です。
自社以外で個人情報を扱う方法を巧みに利用することで、上記のような自社責任での個人情報の流出は最小限に抑えることができるのです。
インターネットの発達とともに、個人情報の扱いも進化しているのです。