- 2017年10月2日
- セキュリティについて
アマゾン傘下のWhole Foodsに不正アクセス–決済カード情報が狙われる
現在、アメリカで最大最高の価値のある小売企業と言えば、
もちろんアマゾンです。
売り上げこそウォルマートの方が高いですが、現時点2017年6月において時価総額評価では、アマゾンが約4700億ドル超、ウォルマートは約2300億ドルと現在名実共に最大のになっているのです。
2015年にアマゾンがウォルマートを時価総額で抜いて以来、その差はむしろ広がっています。
そんな中でも、アマゾンには弱い部門があります。
それは生鮮食品などを含む食品飲料部門のグロッサリー市場です。
そこで、アマゾンはWhole Foodsという、アメリカを中心にカナダとイギリスを含めて合計270店舗以上を展開(2007年9月現在)している、グルメフード自然食品、オーガニックフードなど「グルメ・スーパーマーケット」比較的高級志向の食料品小売店を2017年6月に買収発表し8月からはアマゾンの完全子会社となりました。
まさに、アマゾンはアメリカでやりたい放題、全ての小売を覆い尽くそうとしています。
が、そのような中下記のような事件が最近起こりました。
アマゾン傘下のWhole Foodsに不正アクセス–決済カード情報が狙われる
Amazonが8月に買収を完了したWhole Foodsは米国時間9月28日、数店舗で決済カードの情報に不正アクセスがあったとして、顧客に注意を促した。Whole Foodsの店舗の主要なレジではなく、バーとレストランがサイバー攻撃を受けたという。
実際のところ、Whole Foods内のバーやレストランは、Whole Foodsの通常のレジとは異なる決済システムを採用しており、Amazonの決済用サーバは、Whole Foodsの店舗に接続されていないため、被害が及ぶことはないとのことです。