フィッシング対策協議会から「LINE をかたるフィッシングメールが出回っています。」と注意喚起

金融庁や経済産業省など国の関係府省庁をオブザーバーとして、正会員34 社、賛助会員47 社からなるフィッシング対策協議会という一般社団法人があります。

フィッシング対策協議会ホームページ

目的は、”フィッシングに関する情報収集・提供、注意喚起等の活動を中心とした対策の促進”です。

 

フィッシングとは金融機関などを装った電子メールを送り口座番号、パスワード、クレジットカード番号などの個人情報を詐取する行為のことですが、このフィッシングは、各企業に重大な危害を与えるものと認識され、このような団体が国の監督のもと組織されているのです。

そのホームページには、常にフィッシングに関する最新情報がアップデートされおり、企業のセキュリティ担当や一般消費者に向けて、情報が発信されています。

 

その中に身近に関係がありそうな興味深いニュースがあったので、ご紹介します。

「LINE をかたるフィッシングメールが出回っています。」

フィッシング対策協会に2016/10/30付で緊急情報として情報がアップされています。

内容はこのようなものが送られて来ます。

メールアドレス宛に「件名:LINEーー安全確認」で、下記のような内容のメールが送りつけられます。

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もしこのメールのリンク先をクリックした場合には、メールアドレスやパスワード不正に聞き出そうとするので、注意してください。
これは何回も注意喚起されていることなのですが、企業がメールアドレスやパスワードを確認するためにメールを送ることはありません。
LINEの公式ページには詳細が公開されています。
LINEのトークにてLINEの公式情報を装った連絡が届いた場合、以下のヘルプに記載されている内容をお試しください。
なお、利用しているメールアドレス宛に迷惑メールが届いた場合は、各メールサービスの迷惑メールフィルターや受信許可リストの設定を行ってください。
※設定方法は各メールサービスまでお問い合わせください。
また、弊社から送信しているメールのドメインは以下のとおりです。
@accept.line.me
@line.me
@linecorp.com
@noti.naver.jp
@naver.jp
上記以外のドメインから送信されてきている場合は、LINEになりすましているメールアドレスからのメールですのでご注意ください。

LINEヘルプ https://help.line.me/line/ios/?contentId=20000293

 

ところで、フィッシングの英語の綴りを知っていますか?

「Fishing」ではなくPhiから始まる「Phishing」なのです。

日本語的には「釣り」という意味である「Fishing」という意味でも十分通じそうではありますが、英語ではfがphに変化していて「Phishing」なのです。

語源については諸説あります。「Phreaking(フリーキング)」という言葉から来ているという説、「sophisticated」との合成語であるという説、「password harvesting fishing の略との説。少なとも3つの説がWikipediaでは紹介されています。

それぞれの意味としては「Phreaking」には「電話を不正するに使用する」というネットスラング、「sophisticated」とは一般的にもよく使われている「洗練された」という意味、「password harvesting fishing」は、直訳すると「パスワードを収穫するための釣り」という意味があります。

今の所、一番有力なのは「sophisticated」とい説が有力とのことです。

参考:wikipedia フィッシング(詐欺)

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