日本で電子決済が普及しない理由

近年はFinTechが注目を浴びており、スマートフォンを用いた電子決済の分野においても様々なサービスが生み出されています。

しかしながら、日本でこの電子決済が普及したかと言われれば、素直にうなずくことはできないというのが現状です。

なぜ日本では電子決済が普及しないのか

では、なぜ日本では電子決済がいまいち普及しないのでしょうか。

最近、その理由を示しているような調査結果が発表されました。

博報堂金融マーケティングプロジェクトが実施した、「お金」に関する生活者意識調査です。

調査結果によると、スマートフォンを利用した金融サービスの増加に伴い、「スマートフォンに財布機能を集約する意向のある人」は31.4%でした。

男女別でみてみると、男性のスコアは41.3%と、女性(20.2%)に比べて約2倍の高い利用意向があるようです。

数値としては、低くはありませんが、高くもないといった印象を受けました。あくまで「意向のある人」なので、実際に電子決済を導入する割合はもっと少なくなるかと思われます。

注目すべきなのは、「スマートフォンでの支払いに情報流出リスクを感じる人」が全体の83.4%と多数を占めていることでしょう。また情報流出リスクを感じる人の内、高セキュリティ決済サービスに魅力を感じる人は 73.3%にも上りました。

以上から、スマートフォンを用いた電子決済に対するセキュリティ面の懸念が、日本で電子決済が普及しない一番の理由と考えることができると思います。

電子決済のセキュリティ問題は少ない

電子決済のセキュリティ面を懸念している方々が多いようですが、実際にセキュリティ上の懸念点は存在するのでしょうか。

電子決済とはいっても、多くの種類が存在するため、一概に議論することは不可能です。そのため、本記事では電子マネーやクレジットカードなどを登録して利用出来るApple Payに焦点を当てて、みていきたいと思います。

Apple Payのセキュリティに関しては、以前に当ブログでも「Apple Payって安全なの?」という記事で言及しました。

Apple Payは現段階ではセキュリティ面での目立った問題はないですし、セキュリティ対策は現段階では、かなり堅牢に準備されていると言えると思います。

日本で電子決済を普及させるためには、高セキュリティのサービスを開発する必要があると言えるでしょう。またそれだけではなく、利用者に対して万全なセキュリティを保持していることを適切にアピールしていくことが求められます。

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