- 2015年6月23日
- その他脆弱性情報
MacとiPhoneに、続々と脆弱性が発見される。
一昔前、MacはWindowsPCと比べて安全である、と言われてきました。一時期はMacはウイルス対策ソフトは不要です、というのをコマーシャルのウリ文句にしていた時期もありました。
しかし、そんなことは今は昔。
最近のMacやiPhoneには次々と脆弱性が発見されています。要するに、台数が少ないうちは狙われたり、研究されたりすることがなかったところが、広く行き渡るにつれ、そういった弱点が発見されるようになってきたということなのでしょう。
今回発見された脆弱性はかなり深刻なもののようです。
米AppleのOS XとiOSのアプリ間認証問題に起因する未解決の深刻な脆弱性について指摘した研究論文が公開された。パスワード管理ツールの「Keychain」が破られたり、サンドボックスをかわされたりして、パスワードや重要情報が流出する恐れがあるとしている。
(ITmedia)
アプリとアプリ、あるいはアプリとOSの間の認証がしっかりしていないため、悪意のあるアプリをインストールしてしまうと、OSにまで致命的な影響をあたえることができる、という脆弱性のようです。
したがって、これらの修正は一筋縄では行きません。
アップルが強みとするアプリの根幹のシステムに関わるものだからです。
なお、この脆弱性が気になる方は、悪意のあるアプリを検出するツールを提供しているようです。
詳細は以下のレポートで。
https://drive.google.com/file/d/0BxxXk1d3yyuZOFlsdkNMSGswSGs/view