やっぱりタダより高いものはありませんでした。無料のウイルス対策ソフトに脆弱性

無料のウイルス対策ソフトとして広く認知されているAVGアンチウイルスですが、Googleの研究者が脆弱性を発見したとGigazineが報じています。

 

PCを安全に使用するためのセキュリティソフトが重大な脆弱性を抱えていたことをGoogleが発見

 

「無料で使える」ことを強みに、全世界で900万ユーザを抱えるAVGですが、無料にはからくりがあります。

このウイルス対策ソフトはブラウザの拡張機能を勝手にインストールします。「危険なサイトにアクセスしないようにするため」とAVGは述べていますが、実はブラウザの検索履歴などをAVGに送り、それを彼らは販売しているというのです。

 

一連の騒動に対して海外ニュースメディアのNeowinは「『AVG Web TuneUp』は表向きはセキュリティツールとして提供されているが、実際は検索クエリをAVGの自サイトに流すことで利益を得ている」と、「AVG Web TuneUp」を痛烈に批判。また、AVGは数ヶ月前にプライバシーポリシーを変更しており、この際に「ユーザーの検索履歴やクエリをサードパーティーに売却する」と、ユーザーの個人情報利用に関する項目を変更したことも指摘しています。

 

肝心なのは、脆弱性そのものがクローズアップされているのではなく、「密かに個人情報を売買している」ことがクローズアップされている点です。

 

無料で使わせてやっているのに、文句言うなよ、というメーカー側の声が聞こえてきそうですが、世の中に「タダ」はありません。

タダで何かを提供している会社が、どのように儲けを出しているのか、それを知らずにつかうことは一定のリスクを伴うことを念頭に置かないとまずい、ということでしょうか。

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