縁故採用について思ったこと

今年度もあと2カ月ほどで終わり4月からは新しい年度が始まる。

採用活動においては、平成27年度卒業・修了予定者から就職・採用活動開始時期の変更を求められ、活動期間は短くなりそうだ。

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その為、より一層就職活動は厳しいものになりそうだ。そのため、縁故採用も多くなるのではないかと推測される。

縁故採用は、企業にとって以下のようなメリットがある。

  1. コネへの配慮からすぐに退職しない
  2. 機密情報の漏洩などの可能性が低い
  3. 企業側としては採用コストを削減できる

などである。

ただ、現在の社会において縁故採用は法的に制限されたり、公平性を欠くものとして縮小しているケースも多い、とされている。

しかし、現在でも普通に縁故採用は存在していると感じる。特にスタートアップのベンチャー企業はほとんど縁故だ。

採用コストもかけられず、すぐにでも人材が欲しいのだから、結果そのようになっていくはずだ。

ただ私自身が縁故採用を経験した身として感じたこと、起きたことを述べたいと思う。


【1】友達はやめとけ

会社の立ち上げ時期は特に多いが、まず友達や会社の同僚(元)を採用する。採用コストが安いし、知っている人間の為、信用できるから安心だ。

ただ、いざ仕事を始めると感じたのが、まず仕事のやりにくさだ。仲が良ければよいほど言いたいことも言えなくなる。上司、部下の関係であれば、なおさらだ。

「仕事とプライベートは別だから、友達としてではなく、一人の社会人・同僚として扱う」

と思っていても完璧に割り切るのは難しい、と感じた。

部下も同じくだ。元々同級生や後輩(年下)であった人間がいきなりえらそうに上司づらするのだ。割り切れと言っても色々な感情が湧きあがるだろう。

このようにお互いが同等の価値観で割り切ることが出来ない限り、長続きしない。

現に私もそうだった。友達でもあった同僚は、会社に不満を抱き去っていった。

今でこそ、何の問題もないが、やはりしばらくの間はプライベートで会うのが気まづく自然と距離を置いてしまった。

その時の教訓は、近しい人間は仕事をし始めるまではスムーズだが、長い目で見たときにやはり、時間とお金をかけてでも、一緒に頑張れる人材を探すことが重要なんだなと感じた。


【2】兄弟はやめとけ

これは会社の立ち上げ時期もあるが、ある程度会社が成長し、余裕が出てきたときにある採用形態。

今の職場でうまくいかない、もしくは現在フリーター等々、仕事に問題を抱えている際に、

「頑張ってみるか」と声を掛ける又は「頑張るからお願い」と声を掛けられるか。

これは非常に厄介な問題に発生しうる。友達に以上にだ。

まず、社員の士気が下がるケースが多い。

「○○の弟だから優遇されている」とか

「ただ兄弟なだけで採用された何もできないやつと仕事できるか」

などの声が徐々に聞こえてきます。ものすごいいい奴!とかすごい仕事ができるね!みたいな例外はありますが、基本不満因子にしかならないです。

また上司と部下の場合も同様です。上司側が兄弟だったら、最悪です。

後は、友達以上に腹を割って言いにくくなります。指摘するところ、是正するところなど、ないがしろにするケースが多々あります。

結果、もめて会社を去るか、会社の状況悪化を食い止める為に退職勧奨するかのどちらかに行きつきます。

やはり兄弟も友達同様長続きしないのでやめたほうがよいと感じた。


【まとめ】

企業において最も重要なファクターである『人材』。

『人財』とも言われるわけですから財産ですよね。

スタートアップの企業では、知っている人間から積極的に採用する傾向にあります。

しかしながら、仕事とプライベートは全く別物です。プライベートでの関係性や共通の経験は、必ずしも仕事に生きるとは限りません。

むしろ、旧知の仲であるがゆえに、全力でぶつかれないしがらみが発生するものです。

採用する側は、縁故の場合にはこのことを理解したうえで長い目で見て、合否の判断をされることをお勧めします。

また就職する側は、まずは縁故に甘えず客観的に仕事やその会社で働く人を感じ、自分の意思で活動してみてください。客観的に見て縁故の会社がよいのであればうまくいくかもしれません。

(ここで書かせて頂いたのは縁故採用でも経験のあった場合のみです。その他にも親子での事業承継のケースや、親戚のおじさん等々いろいろあるかと思います。経験したらまた書かせていただきます。もう経験しないと思いますけどね・・・)

 

 

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