- 2014年12月15日
- セキュリティについて
ハッキングを受けた「ソニー・ピクチャーズ」だが、抜かれたデータの中にスパイ映画「007」の最新の脚本が…
ソニー・ピクチャーズがアツいことになっています。
11月末に、ソニー・ピクチャーズへの大規模なハッキングがあり、大規模にデータが抜かれました。
ソニー・ピクチャーズがハッキングを受けて全システムがダウン、さらに脅迫も
現地時間の2014年11月24日、ソニー株式会社の子会社「ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント」がハッカーの手によってシステムをダウンさせられてメールも送信できない麻痺状態に陥っており、さらにPCの画面を通じてハッカーから脅迫を受けていることがわかりました。
ちーん…。
先日、未公開の映画がハッカーによってリークされたあげく、スタッフやキャストの個人情報を含むデータまでもが漏洩したと報じられるソニー・ピクチャーズ。BuzzFeedによると、40GBにも及ぶデータには、医療情報から未公開映画の台本までも含まれていたといいます。ここまでくると、たぶん史上最大規模のデータ漏えい事件ではないでしょうか…。
また、ソニー・ピクチャーズも黙っていません。「目には目を」というわけで、DoSアタックで報復していたようです。
[11日 ロイター] – ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)が、11月に大規模なサイバー攻撃を受けた際に、DoS(サービス妨害)攻撃を仕掛けて盗まれた情報が閲覧されることを防ごうとしていたことが分かった。IT系ニュースサイト「Re/code」が2人の関係筋の話として報じた。
この事件で、相当にクリティカルな情報が流出しているようで、中には未公開作品の脚本なども含まれ、訴訟は避けられない模様。
サイバー攻撃:「007」最新脚本が流出 米ソニー
サイバー攻撃を受けたソニーの映画子会社、米ソニー・ピクチャーズエンタテインメントから、現在撮影中の人気スパイ映画「007」シリーズ最新作の脚本が、外部に流出したことが分かった。ロイター通信が14日までに伝えた。
事故を起こした人々からは、ああ、ちゃんとやっておけば…と聞きますが、殆どの人は「明日は我が身」とは思わないのでしょうね。
現在、大手企業の8割のwebサイトには脆弱性が存在している、と言われます。転ばぬ先の杖、きちんと対策しておいたほうが良いとは思いますが…。