北朝鮮がハッキングされにくいとされている意外な理由

ここ5年でスマートフォンが急速に普及し、今では持ってない人を探すのが大変なくらいな状況です。

ガラケーを見ると

「あの人何か特別な事情があるのかな?」

などと思ってしまいます。

 

一方で、あまりに多くの人がスマートフォンを持つことになり、そのセキュリティ対策が急務となっています。

ただし、インターネットセキュリティに関しては、インターネットの黎明期(多くの人が海のものとも山のものとも区別がつかなかったような時期)からすると、その提供側AppleやGoogleなどは、社会的責任の大きさから、セキュリティに関して、細心の注意を払いサービスを提供しているため、致命的な状況になることはかなり少ない状況ではあります。

 

とはいえ、ハッカーはどんなに対策をしていても、それを破ろうとしてくるもの。

いつ天才的ハッカーが現れてセキュリティを突破してくるかわかりません。

 

では、それから逃れる方法はないの?

 

「あります!」

 

それは、そのインターネットを使わなければいいのです。つまりスマートフォンを使わなればよいわけです。

 

「そりゃそうだろ!」

 

でも、これは決してバカにできない考えなのです。

最近WIREDでとても興味深い記事が配信されていました

北朝鮮にハッキングできたとしても、「ミサイル」までは止められないかもしれない

米当局者と専門家は長年にわたり、北朝鮮が時代遅れにもインターネットから切り離されているという事実が、国家主導のハッキング時代においては逆に強みとなるだろうと警告してきた。

2010年に出版された『核を超える脅威 世界サイバー戦争』の著者でサイバーテロ対策の第一人者でもあるリチャード・クラークはかつて、サイバー戦争への備えという観点から世界各国を順位づけしたことがある。

1位は北朝鮮で、米国は最下位だった。根拠はインターネットへの依存度である。

 

実は北朝鮮は、世界のインターネット環境から切り離された場所にいるということそのものが、最もハッキングをしにくい国にしているという事実があるのです。

 

実際に、北朝鮮のインターネット接続は現在でも極めて限られていて、セキュリティー企業Recorded Futureの調べによると北朝鮮で利用可能なIPアドレスはわずか1,500ほどしかないのです。それらに政府や軍のものは一切含まれてません。

 

結局のところ、北朝鮮をハッキングするには、上記WIREDの記事によると

 

目標となるシステムに手動で妨害工作を行う人員が必要となるということだ。

 

サイバーテロどころか、極めて原始的な方法で相手への攻撃をせざるを得ないのです。

 

冒頭に出てきた未だに「ガラケー」を持っている人。

実は、最高のセキュリティ対策になっていると言えなくもないのです。

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